人類が、前頭葉なるものを持って以来、
明日を思い便利・便宜を追求し、進歩・発展することにより 
文明を創り出してきました。
計算機利用技術は、たかだか半世紀たらずのうちに、 
文明そのものであるが如く、
野放図に厚かましく現代社会に入り込み、 
支配しようとする勢いであります。

”神は唯一絶対者であり、神の支配を受ける時、そこに安寧がある。”
 
と信仰を持つ人は言うでしょう。
しかし、計算機利用技術の世界は、 
唯一絶対者もわからず秩序を壊し、
道徳規範を解し、
人の心までも荒廃させ、 
ありとあらゆる所から、ありとあらゆる方法で、
枚挙のいとまなく、 
善と悪との議論の余地も与えずに
ただひたすら膨張しつづけています。

計算機利用技術のうちあるものでも
物の怪にとりつかれた如く狂気し、
ブラックホールに向かって突き進んでる観さえあります。

人がより人間的に生きていく為の文明の利器としての 
計算機利用技術の枠に取り戻さなければなりません。 
その為には、微々たる力にせよ、
計算機利用技術者は、 
より人間的な生き様の中で、
システムを選択し、
制作しなければならないのです。

私たちは、常により人間的な生き様の中で、 
システムを制作する集団でありたいと念願しています。