◆仕事の流れ
仕事の流れ・フローチャート

システム開発において重要なことは、その機能が正確に実現されるのは勿論のこと、信頼性、柔軟性(有用性)そして保守性が保たれていること、そしてそれに劣らず、必要な時に使えること(納期)です。これらをいかに確実に実現していくか……。これが開発作業のキーポイントとなります。

業務フェーズは
要求から受注、プロジェクトの設定までの初期フェーズ、 要求仕様(文書とは限らない)の詳細な調整から製品テストまでの開発フェーズ、 客先による受入検査から稼動までのインストレーション・フェーズ、 そして稼動時のメンテナンス・フェーズ の4つの時期に大別されます。

さらに開発フェーズは、
機能、外部条件を明確化し、システム要求者(客先)の意図を吸収・調整する外部仕様フェーズ、 計算機上でのシステム構成を決定し、プログラム処理方法を分析する内部仕様フェーズ、 プログラム処理を計算機用語に翻訳するプログラミング・フェーズ、 そして作成したプログラムシステムの動作を確認・修正を行うデバッキング・フェーズ に分けられます。

高品質のシステムが確実に納期通りに完成されるためには、当然に各々のフェーズが確実に各々の期間でフリーズされ、そこでの内容が充分に吟味された結果であることが条件となることは言を持ちませんが、とりわけ前半のフェーズの品質がシステムの良否を決定する大きな要因となります。初期フェーズにおける概要把握の正確さが適正なプロジェクト構成および適正なスケジュールを保証する要因となりますし、外部仕様フェーズの正確性(INTEGRITY)を、内部フェーズの緻密さが柔軟性(AVAILABILITY)、保守性(MAINTAINABILLITY)を保証する要因となるのです。そしてデバック手順と項目の洗い出しが信頼性(RELIABILITY)の確保に不可欠です。システムの優劣はここまでの作業の質によるといって過言ではないでしょう。

私達は上述の観点から外部仕様フェーズ、内部仕様フェーズ(デバック手順及び項目の作成を含む)におけるプロジェクト・レビューを行うとともに、第三者(検査担当)によるドキュメント検査を行っています。また、レポーティング・ルールおよびミーティング・ルールにより定期的に各プロジェクト構成員のの作業状況とプロジェクト進捗状況は把握され、異常状態の検出そして調整がなされています。インストレーション・フェーズが終了するとプロジェクトは解散しますが、以降のメンテナンス・フェーズのために客先との窓口のメンバーが登録されます。



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